微熱Boy
第1章 *始まりは最悪*
『---ヨオ---また逢ったな!』
『---俺は---あんたになんか、
逢いたくねーし!』
『---はは---そう睨むなよ!
イケメンが台無しだぜ♪』
『---別に---睨んでなんか。』
『---お前---
今日、何時上がりなの?』
『お前って言うな!俺は桐矢だ!』
『---桐矢---何時上がり?』
『1時間後だけど?』
『---俺も---
その頃終わるから、桐矢、
飯食い行こうぜ!』
『---え---』
『こないだ桐矢を無断で撮った、
お詫びに奢ってやるよ♪それと、
あの時撮った写真も渡したいから♪』
『---』
『---ん?---彼女とデートか?』
『今日は別に、
逢わねえ…ハッ』
『---へえ---彼女居るんだ♪
大スクープだな♪』
『---てめ---バラすなよ!』
『そんな子供みたいな事しないよ♪
てか、口止めする為にも、
飯行った方がいいんじゃね♪』
『---チッ---解ったよ!
奢りだからな♪』
『---OK---
後で迎えに行く♪』
『解ったよ!
後でな!』
『オーイ!桐矢!
撮影始まるぞ!』
『あ、はい!』
俺は撮影場所に、
戻った。