微熱Boy
第1章 *始まりは最悪*
『いらっしゃいませ!早瀬様!
いつも有り難うございます。』
『いつもの席空いてる?』
『はい!どうぞ!』
そして俺達は窓際の一番、
見晴らしのいい、
席に案内された。
『メニューどうぞ!』
『有り難とう!』
『---凄---
常連なんだ?
良く来るの-?』
『---まあ---』
『---ああ---女か♪』
『---桐矢---
るせ-な。笑っ
ほら、何食べる?』
『---てか---
マジでなんでもいいの?』
『もちろん!
フルコースでも、
いっとくか?』
『---うん---』
『---桐矢---素直♪』
---俺は---
今この瞬間多分、
早川さんの前で、
顔が真っ赤だったに違いない。