微熱Boy
第1章 *始まりは最悪*
それからも俺は早瀬さんと、
いろんな話しをしながら、
楽しく食事をしていた。
---てか---
早瀬さんそんな、
悪い人じゃ無いのかも♪
そしていよいよ、
メインディッシュに手を、
着けようとした時だった。
店の中がざわつきだした。
--チッ--
バレたか?---
すると案の定若い女の客が、
俺を見つけて騒ぎ出した。焦、、、
『---ちょ---
あれ桐矢じゃない!?』
--キャー♪--ほんと♪
桐矢よ!ねえ!
サイン貰いに行かない!?』
---ああ---
万事休す!マズいな!
このままじゃ、
店に迷惑が---
『---ねえ---早瀬さん?
なんかバレちゃったみたい……』
『---マジ---桐矢!
先店出て車乗ってな?
俺も会計済ませてすぐ行くから!』
『---ああ---ご馳走様!
早瀬さん!わりーね!』
『---ああ---桐矢!早く
走れよ!』
『---じゃ---お先!』
すると俺は、
一目散に走りだした。