微熱Boy
第1章 *始まりは最悪*
俺は残りの撮影を超イラつきながら、
こなしていた。
『カット!』
『---桐矢---お疲れ!』
『お疲れっした!』
俺は仕事を終えるとそそくさとある、
場所に向かった。
---もちろん---
女んとこ♪
アイドルだって恋ぐらいする♪
---まあ---
ファンには内緒って奴だけどな~
---俺は---
歩きながら、
女に電話を掛けた。
『もし♪
俺~♪俺~!』
---って---
俺オレ詐欺かよ。笑っ
『---桐矢---逢えるの?』
『---ああ---今から行くわ♪』
『気をつけてね!』
『あっ、今日俺、
めっちゃイラついてるから!
スペシャルに行くから、
よろしく♪~』
『またあ?
最近いつもね~
はいはーい♪』
---ん?---
スペシャルって、
何かって?
そんなん!
ベッドの上のスポーツに、
決まってんじゃん♪
俺は女の元に急いだ。