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相葉さんの恋人になる方法

第3章 甘える。

A side


A「あ、ごめ・・・にの?」



にのは、顔を真っ赤にして固まっている。
茶色い瞳はまたウルウルだ。



N「離せ・・・」



A「ああ!ごめん!」



どうしよう、余計怒ってる気がする。



N「俺が、なんだって・・・?」





恐ろしく低い声でにのが問う。




A「いや、なんでも・・・」



N「言えよ。」





怖ぇぇ・・・
これは正直に話すしか・・・




A「えっと・・・さっき、にのをぎゅってした時・・・か、可愛いなぁって。
にの、柔らかいし抱き心地良いし・・・いや、今までも抱き付いたりしてたけどさ、
さっきはにのからだったし新鮮だったっつーか、素直なにのちゃん可愛い〜みたいな・・・」



自分で言ってて変態だと思う。
ヤバイ、引かれる。



A「すみません!」



謝るのが正解なのかは分からないけど、とにかくにのを邪な目で見てしまったんだ。
すみませんの世界だ。



N「別に・・・謝る事じゃないでしょう。」



しばらく黙ってたにのが呟いた。



N「・・・ドキドキしてたの?」



顔が赤いにの。
恥ずかしいのか手で口元を隠しながら小さな声だった。




萌え袖でそんな仕草・・・
しかもウルウルな瞳で上目遣い・・・



やめてくれ。
下半身に熱を感じ始めた俺は焦ってにのから距離を取る。
いくらなんでもにのに欲情はおかしい!!!
自分が怖い!!!



A「ははは!ちょっと最近欲求不満なのかな?!
さぁさぁ、飲もうよ!
あ!俺もシャワーしてこよっかなぁ〜!」




とにかく今の状態をなんとかしなくちゃ!
にのは男だぞ?!
メンバーで、親友だぞ?!





あまりのテンパり具合に、その後の事はあまり記憶になかった・・・・・

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