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相葉さんの恋人になる方法

第1章 ただ好きなだけ。

相葉さんを好きになってからかなりの年月が経っているけど、はじめのうちはこんな風にヤキモチを妬く事なんかなかった。




俺たち嵐は仲良しなのが有名になるだけあって、普段からスキンシップが多い。
ふざけて抱きついたりホッペにチューしたりなんて事も日常茶飯事だったから。



なのに、最近では他のメンバーと相葉さんが仲良く喋ってるだけで、モヤモヤしてしまう。



M「おはよー。相葉ちゃん朝からうるせぇよ。」

O「おはよ〜。お、相葉ちゃん今日も可愛いなぁ。」



ほら、メンバー皆から構われる相葉さん。
松潤とリーダーとワイワイ話している様子を見て、また胸がザワつく。



S「ニノも今日早いね。もしかして2人で来たの?」



N「おはようございます、翔さん。そんな訳ねぇだろ。」



S「ぶはははは!機嫌悪いなニノ!悪かったよ、冗談だって。
そんな不機嫌MAXな顔するくらいなら、もっと相葉くんに優しくしてやりゃいいのに。」



N「うるさいです。」



S「最近にのが冷たい〜って言って、他のメンバーに甘えてんだぜ?」



N「・・・・・・。」



翔さんは俺の気持ちを知ってる。
相葉さんへの想いが日に日に強くなってゆく中、耐えきれなくなった俺は翔さんに打ち明けたんだ。
別に応援してほしくて打ち明けた訳じゃない。
ただ、この押し込められている想いを少しでも解放しないと、相葉さんに伝えてしまいそうになる自分が怖かった。




翔さんは、それはもう驚いてしばらく固まっていたけど、ちゃんと話を聞いてくれた。
否定されなかった、それが俺にとって1番嬉しかったし、初めて相葉さんへの想いを口に出来て心がすごく軽くなったんだ。



でもそれは一時的なものだった。
軽くなったハズの心は、またすぐに相葉さんへの想いでいっぱいになって、ずっしりとのしかかる。


S「素直じゃないね〜ニノは。」



しょうがないんだよ、翔さん。
ああやって突っぱねてないと、俺の心がもたないんだ。



抱きつかれた時に、抱きしめ返したりなんかしたらどうなる?
そのまま言っちゃうよ。
「好きだ」って・・・・

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