無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

M「相葉ちゃんが意外と頑固だからさ。仕事中もボケっと考え事してるし？
俺がにのに手出したら自分の気持ちに気付くかなぁって。」



え、俺？！頑固？！
ますます頭は混乱だ。



N「荒っぽいんですよ、潤くん・・・ほら、相葉さん固まっちゃってるからね。」



にのを後ろから抱き締めてる状態の俺。
にのは顔をあげてこちらを見る。
俺が少し顔を下に向ければ、唇が触れそうな距離。




抱き締められている事に少しも抵抗せず、俺の様子を伺うように首を傾げる。



N「相葉さん？・・・大丈夫？」




可愛い・・・
キスしたい・・・




M「・・・俺が居なかったら押し倒してるだろ。」




松潤の言葉にハッと我に返る。




A「うわぁっ！！ご、ごめんにの！！」



慌ててにのを離す。
何やってんだよ・・・
いや、それよりさっきのにのと松潤の会話だ・・・




A「どうしよう・・・俺・・・」




N「・・・・・」



M「今日の撮影中、お前心の声ダダ漏れてたからな。」



A「え？！」



M「“俺は女の子が好きなんだぁ〜！”
“ツンデレ萌えとギャップ萌えが標準装備なんてずるい”」



A「口に出てたの？！」



M「バッチリ。スタッフはまた相葉ちゃんが変な事言ってるよ、くらいで気にしてなかったけど。
俺は気が気じゃなかったよ。」




A「うそ・・・ごめん。」




撮影中、松潤に怒られてたのはこういう事だったからか・・・
迷惑かけちゃったな・・・



A「ほんとごめん、松潤・・・」



M「俺の事なんかどうでも良いよ。それよりコッチだろ。」



松潤と俺の間で、泣きそうな顔をしているにの。



M「俺はもう帰る。もう仕事に支障が出ないようにしっかり2人で話せよ。
・・・何かあればフォローできるから。素直になれ。」



松潤イケメンすぎるだろ・・・
濃い顔とかエロ潤なんて思ってごめん！




A「ありがとう」



N「・・・・・・」






素直になれ、か・・・
もう俺の気持ちなんてバレてるよな。
でも、にのだって俺の事・・・
自惚れじゃないよね？




さぁ、どうやって告白しようか・・・