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自堕落な天使達

第2章 *ナツデビュー*





『……とにかく……
プライドは高く持てよ?』



『……はい……』



『後他のホストが寝た客は、
絶対寝取るな?後々面倒になるからな。
揉める元だ。』



『解りました!』



『後そのスーツは入店祝いだけど、
これから先は、
自分で稼いで買えよ?』




『……はい……』



『……まあ……
安いので1万ぐらいから
あるから大丈夫だ。
以上!
心得はここまでだ。
何か質問は?』



『いえ、今は大丈夫です!』



すると翔さんは、
俺の目をジッと見て、




『……ナツ……
いいか?
1週間でトップに立つか、
1カ月で消えて無くなるか、
全てはおまえ次第だぞ!』



『……ハイッ……!
解ってます!頑張ります!』




『……よし……
頑張れナツ!』



『……ハイッ……!』



『後…ナツ?
いらっしゃいませ!
って言ってみて?』





『いらっしゃいませ!』




翔さんは俺の肩を叩いて、







『……合格……!』






と、優しい顔で微笑むと、





『ああ!
いらっしゃいませの前に、
最初の出迎えだけでいいから、
(ようこそ、クラブ
sadowsへ)って、
言えるようにしといて?』




『……はいッ……!』

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