自堕落な天使達
第2章 *ナツデビュー*
俺が歌い終わると歓声と拍手が、
沸き起こった。
『ナツー♪いーぞー♪』
『ナツ君素敵~♪
カッコイ~♪♪』
『……ヤアー!……
どーも♪
お耳汚しを……』
と、挨拶をして、
翔さんの席に戻った。
すると翔さんが、
『……テメッ!……
コノヤロッ♪
いつから俺はおまえの
神だよ~?ww』
『……スンマセン!……
大それた事言って、
でも俺……
マジに翔さんの事……
リスペクトしてますから!!』
『……サンキューな!……
ナツ♪……
嘘でも嬉しいわ♪』
『……も、翔さん……マジですって!』
『……ウフフ……
仲いーのね~♪
妬いちゃおーかしら~!』
『……ばーか……
妬くなよ~奈美~』
と言って、
奈美さんの肩を抱いた……
……俺の……
胸が少し痛んだ……
その時スタッフが、
翔さんに何か耳打ちした。
そして翔さんが俺に……
『……オイ……
ナツ♪ヤッタな♪』
『……え?……』
『……おまえに……
指名入ったぞ~?』
『……アラ……?
早速初日から指名なんて凄いじゃない?
ナツ君♪おめでとう♪♪』
『……翔さん……
マ、マ、マジっすか!?』
『……バカ……
何、情けない声出してるんだww
ヘルプ付けるから頑張って来い!』
『……頑張ってね……
ナツくん♪』
『……ハア……
行ってきます……』
『……アラアラ……
緊張しちゃって……』
『……アイツは……
大丈夫かな?……』
『……でも……
可愛いーじゃない?
ナツくん♪』
『……オイオイ……
浮気すんなよ?~
奈美~』
『……やーね……
あたしは翔だけよ♪……』