スイッチ
第13章 もっと溢れる。
A side
N「いつになったら舐めさせてくれるの・・・?」
ただでさえ濡れた髪と体で色気が増しているというのに、切なそうな瞳で、声で囁くにの。
キレイ・・・
にのの瞳に本当に吸い込まれてしまいそうだ。
N「1回出したくらいじゃ萎えないでしょ・・・?
ねぇ、俺の口にちょーだい。」
相変わらずエロい奴。
俺の胸に顔を寄せ、擦り寄るにのは猫みたいだ。
俺のモノをゆるゆると摩りながら、寄せていた顔を少し上げて上目で見つめてくる。
N「・・・ベッドで・・・すっごいエッチな事してあげる。」
さっきの俺の言葉を真似したにのは、自分で言ったくせに真っ赤になって俯いた。
あー・・・、もう可愛すぎてどうしてやろうか。
メチャクチャに泣かせたい。
俺に縋るにのを見たい。
なんて、歪んでるな、俺。笑
A「期待してるよ?にのちゃん。」
真っ赤な頬にキスをすると、可愛い瞳が揺れた。
N「・・・っ、先に出る!」
逃げるように慌ててバスルームから出ていったのを見て、愛しさがこみ上げる。
会うたびに可愛くなるにのに、俺の心は鷲掴みされてるよ。
それにしても。
・・・すっごいエッチな事ってなんだろう。
ホントに期待しちゃってる自分に苦笑いしながら、急いで体を洗ってにのを追いかけた。