スイッチ
第14章 はじめて。
A side
まただ・・・
スイッチがポンと切り替わるように、天使から小悪魔に変わるんだ。
・・・この瞬間、すげー好き。
思わずにのに見惚れて動かない俺に、焦れったく思ったのか更に甘い声でねだる。
俺の唇の端をペロリと舐めて、挑発してるつもりなのか・・・?
A「良いの?そんな無防備にかわい子ぶって・・・知らないよ?」
にのの柔らかい頬を撫でて、すでに反応している俺のモノを太ももに押し付ける。
ふわっと頬を染めるにのはやっぱり天使のようなんだけど・・・
少し開いた唇から覗く赤い舌が、いやらしく動いて完全に俺を誘っている。
N「もっと・・・もっと俺を可愛がって・・・イジメてよ。」
A「エッチな子だね、お前は・・・」
ホント男をその気にさせるのが上手いなぁ・・・
仰向けににのをシーツに沈めると、跨って鼻先がくっつく程近くに顔を寄せる。
A「2回目だし、手加減しなくて良いよな?」
N「・・・メチャクチャにしていいよ、」
言い終わる前に、激しくにのの唇を貪った。
息が出来なくなったって知るもんか。
にのの甘い声が部屋に響く。
もう、ずっとこうやってにのを抱いていたい・・・
この数カ月の間の寂しさを埋めるように、俺たちはお互いを感じようと夢中になった。