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スイッチ

第3章 会いたい。

O「しかしなぁ、お前・・・」


N「ハイ?」


O「こんな朝早くに呼ぶなよな。」


只今am7:30。


O「何で男2人でモーニングしなきゃなんねーんだ。」


N「だって俺この時間しか空いてないんだもん。」


O「俺、今日昼からなのに・・・」


N「来てって言ったらすぐ来てくれたじゃん。」


O「そりゃお前、死にそう助けてって言われたら行くだろ!」


N「相葉さん不足で死にそうだもん。」


O「相葉ちゃんに言え。」


N「だから言えないんだってば。」


O「・・・」


N「あ、今ワガママだと思っただろ!」


言うだけ無駄だと悟ったのか
大野さんはまたコーヒーを啜り、それから・・・ふにゃりと笑った。


N「なに。」


O「まぁ、良いんじゃない?」


N「?」


口数が多くないこの人の話を、すぐに理解するのは難しい。


O「向こうも一緒だろ。」


N「・・・・・・。」


席を立って会計に行く大野さんを追いかけながら、
そうかな・・・と呟いた。


O「そうだよ。」


N「・・・うん。」


O「言ってやれよ、会いたいって。」


N「うん。」


O「そして俺の睡眠を邪魔しないでくれ。」


N「ふふふ、うん。ゴメンね♡」


大あくびをしながら歩く大野さん。
文句を言いながらも、俺を甘やかしてくれるんだもんな。


N「ありがとう。」


明日は5人での収録。
そのあと、ちょっとでも良いから会えないかなぁ。


メール送ってみよう。


朝っぱらから送るのもどうかと思ったけど、何か予定入れちゃったら困るし・・・


N「もう起きてるかなぁ。」


ドキドキしながら、メッセージを打ち込んだ。

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