スイッチ
第18章 もうひと波乱?
O「相葉ちゃん、迎えに来てくれるって。」
N「え・・・・・・・」
いつの間に連絡したんだろう。
ホットワイン作っといてやるかー、とキッチンへ戻った大野さん。
O「ニノ探し回って、相葉ちゃんも冷えてんだろ。」
N「・・・・・・・・。」
・・・謝らないと。
そして、ちゃんと話をしないと。
ピンポーンと音がして、心臓が跳ねた。
大野さんに招き入れられた相葉さんは、泣きそうな顔で俺をジッと見つめる。
A「にの・・・良かった・・・」
N「相葉さん・・・」
・・・・・・・・・。
何で香水の香りがするジャケット着てくるかな。
A「ゴメンね、にの。俺・・・」
O「相葉ちゃん、香水付けてる?」
ほら見ろ。
A「え?!ニオイする?!」
慌てて自分のニオイを嗅ぐ相葉さん。
A「ニオイ消えるようにだいぶ頑張ったんだけど・・・」
N「・・・・・は?」
A「ていうか、風呂入って着替えたのにな・・・」
・・・・・・・。
N「ジャケットについてんだろ。香水。」
A「え?!だって俺上着は脱いで・・・、」
そこまで言ってハッとして黙った相葉さんを見て、穏やかだった心がまたざわつく。
N「上着は脱いでヤッたのにってか?!」
A「ええ?!ちょっとにのちゃん、言葉が、」
N「どんな言い方したって浮気は浮気だろーが!!」
O「・・・まじか。」
A「ちょっと待って聞いてよ!」
N「イヤだ!もう聞きたくない!
お前何しに来たの?!
浮気の報告わざわざしに来たのかよ!!」
ソファにあったクッションで相葉さんをボカボカと殴る。
A「いたっ!にのちゃん!誤解だってば!」
N「ふざけんな!やっぱ女の子のが良いんだ!
おっぱい大きい子好きだもんな!!」
放り投げたクッションが、相葉さんの顔面にヒットした。