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スイッチ

第18章 もうひと波乱?



N「大野さん、」


O「んー?」


・・・眠そうな顔。笑
ごめんね、いつも甘えちゃって。


N「あなたやっぱカッコ良いね。
惚れ直した。」


A「え?!にのちゃん?!」


O「ふふ、そーか。」


A「ちょっと待って!どういう展開?!」


N「潤くんは翔さんをカッコ良いって言うけどさ、俺には断然大野さんのがカッコ良いよ。」


O「まつずんは翔くんLOVEだからな。」


言えてねーよおじさん。


A「にの、翔ちゃんに散々甘えてんのにヒドイっ!
てかおーちゃんをカッコ良いって言い過ぎじゃない?!」


俺、彼氏だよ?!と騒ぐ相葉さんの頬にチュっとキスをして黙らせる。


N「・・・ちょっと大人しくしてて?」


A「もっといっぱいキスしてくれたら、」


N「大野さん、ちょっと気になる事があるの。」


A「え、無視?」



潤くんの事。
そう言うと、大野さんが困ったように笑った。


O「本人も、気付いてなさそうだけどな。」


N「だよね・・・」


ワインに浮かぶオレンジを、指でクルクルとかき混ぜている相葉さんをチラっと見る。


視線に気付いた相葉さんが、食べる?とオレンジを俺の口に入れてニッコリ笑った。


相葉さんの全てが愛おしい。


潤くん、俺は潤くんにも幸せになってほしいんだよ。
好きな人が好きになってくれる幸せを。



だから。



絶対、気付かない方が良い。



憧れのままでいた方が良いこともあると思うんだよ。





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