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第4章 可愛い恋人。

A side

あああ、もう!
こんな日に限って撮影がおすんだから腹が立つ!
俺は急いで帰り支度を済ませ、車に飛び乗る。


にのの家に着く頃には日付けが変わりそうだ。
もうすぐ帰るよ、と送ったメールに返信がなくて不安になる。


寝ちゃってたりして!!





今朝、にのからの2件のメールで目が覚めた。



“明日、仕事終わってから時間ない?会いたい・・・。”


“あ、おはようって入れるの忘れてた。”


A「なにこれ。」


こんな朝早くに、しかもおはようって入れ忘れるくらい、会いたいって気持ちを伝えたかったの?


A「可愛いすぎんだろ・・・」


翔ちゃんに相談した事は杞憂だったかな?


“ムリだったら良いよ!また今度で。”


なんて聞き分けの良い子のフリなんかしなくても良いのに♡


結局、可愛いにのに我慢出来なくなった俺は、なかば強引に今日会う約束を取り付けた。


仕事が忙しくても、恋人には会いたい!!
俺まだまだ若いし!!




ピンポーン・・・


待ち疲れて寝てたらどうしよう、それよりも遅くなって怒ってたらどうしよう・・・
なんて不安になりながら待っていると、インターホンから
「はーい!」と可愛い声が聞こえてきた。


がチャッとドアが開き、出迎えてくれたのは・・・



エプロンをつけお玉を持ったラブリーなにのちゃん。



A「・・・え?!にの?!」


可愛すぎて一瞬幻想かと思った。



N「おかえりー♡
お風呂にする?ご飯にする?

それとも、ワ・タ・シ??」



お玉をフリフリしながら、小首をかしげてぶりっ子してるにの。



なんじゃコリャーーーーーーー!!



本気でなんなの?この天使!
新妻プレイなの?幼妻プレイなの?


固まる俺に、イタズラを成功させた子どものように可愛く笑うにの。
でも、照れてるのかちょっと顔が赤い。
ちょー可愛いんですけど!!



A「にのちゃんただいま!!もう可愛すぎて泣きそうーーーーーーー!!」



にのをギュっと強く抱き締め、顔中にキスをした。
もうホント食べちゃいたいくらいだよ!!
またエロく乱れるにのを見たい・・・



でもまぁ・・・
翔ちゃんにも言われたけど、にのが大事だから。
紳士的にね?
がっつかずエロい事を・・・って何か難しいな。


そんな事出来るのかな・・・?

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