テキストサイズ

スイッチ

第4章 可愛い恋人。


数時間前。
仕事を終えた俺は、疲れて帰ってくるであろう相葉さんのために夜食を作る材料を買いに来ていた。



そんな凝ったもんは作れないし・・・
あっさりした野菜スープとかで良いかなぁ。
あ、でも酒飲むよな。スープじゃ無ぇか。
細いわりに良く食う相葉さんだ。
肉系と魚系どっちも作っとく?
でも夜中だしあんまがっつりしたもんもなぁ・・・



普段あまりしない料理について、色々考えてスーパーをグルグルしていると、レジ横の雑誌コーナーに目がとまった。



おお、色々レシピ載ってんじゃん。
雑誌をパラパラ捲っていると、可愛いエプロンをつけて料理をしている女性が載っていた。


こういうの相葉さん好きそう・・・


いやいや、料理作るだけだし!


N「・・・・・・・・・・・」



でも、これから相葉さんに料理を作る機会はちょくちょくあるだろうし・・・
エプロンあった方が服汚れなくて良いし・・・


N「うん、エプロンは必要だ!」



買い物カゴに雑誌といくつかの食材を入れ、会計を済ませた俺は、
日用品コーナーの階へ向かったのだった。




帰宅後、さっそく料理に取り掛かる。
メニューは雑誌に載ってた鶏ささみの唐揚げ。
唐揚げは相葉さんの好物だ。
ささみなら夜中でも良いだろ。
そして、これも雑誌に載ってたネギだれをたっぷりかけたトマトのサラダ。
このネギだれ、唐揚げにかけても美味そう。
あとは・・・
玉子あるし出し巻きでも作るか。
ナスもあったなぁ・・・



ストーリーメニュー

TOPTOPへ