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スイッチ

第5章 素直になれるスイッチ。


バンっ!と勢い良く開いたドアにビックリした。


そして、驚いた相葉さんの顔。


N「ふふっ・・・全裸でそんなひょうきんな顔すんなよ。笑っちゃうじゃん。」


A「ひょうきんって何だよ!」


N「そんなビックリする事言った?」


A「いや・・・おいで。一緒に入ろ。」


そりゃビックリするよね。
一緒にお風呂に入りたいなんて、まず言わないよ、俺。


でも、もっと素直になる為には相葉さんの助けが必要なんだ。


相葉さんに見られてるのは恥ずかしかったけど、気にしてないフリをしてポイポイと服を脱ぎ捨て、浴室へ入った。


相葉さんは洗い終えて湯舟につかっている。


A「体、洗ってやろっか。」


N「俺さっき入ったから良い。流すだけで。」


A「そーなの?!残念。」


軽くシャワーで体を流し、相葉さんと向かい合わせに湯舟につかる。


A「もうお風呂済んでるのに、俺と一緒に入りたかったんだ?」


相葉さんが嬉しそうに、俺の頭を撫でた。
その時、洗った髪からポタポタと雫が垂れて、それを面倒くさそうにかきあげた仕草にドキドキと心臓がうるさく鳴る。


かっこいいなぁ・・・

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