スイッチ
第6章 エッチの練習。
A side
ああ、にのの口の中が気持ち良い。
キスしてるだけなのに、全身を包み込まれてるような感じ。
にのが一緒にお風呂に入りたいと言った時はすごく驚いたけど・・・
キスをしてすぐ理由が分かった。
甘えたかったんだ。
何度もキスをねだって、甘く鳴く可愛いにの。
お前はワガママなんかじゃないよ。
じっと見つめると、トロトロに溶けた瞳がぼんやりこちらを見た。
エロい顔・・・
メチャクチャにしたい衝動を、なんとか理性を総動員させて踏みとどまる。
にのの希望通りに、甘くとろけるようなキスを何度も何度もしていたら、当然その先を期待して俺のモノはギンギンになっていくわけで・・・
このままココで・・・
もっともっとにのを鳴かせたい。
ヌいてやるくらいなら、と思ったけど、のぼせたら困る。
昔からにのは長風呂できない体質だ。
N「あーばさん・・・?」
A「っ!!」
トロンとした表情で、舌ったらずに俺の名前を呼ぶにの。
たまらん・・・!!
A「にのっ・・・のぼせたら大変だから、」
N「こんなギンギンになってるのに・・・」
俺のモノをツンツンと指でつつき、そのまま咥えそうなったので慌てて引き離す。
A「にのちゃん!」
N「なんでダメなの。」
頬をぷくっと膨らませて、上目遣いに睨むにの。
それ自分で可愛いって分かっててやってんのかな?!
A「ダメじゃないけど、つづきはベッド!のぼせちゃうだろ?!」
N「・・・・・。」
A「抱っこで連れてったげるから!」
N「・・・・・。」
A「気持ち良くさせてあげるよ?ほら、エッチの練習しなきゃ・・・」
何とかにのを頷かせるために、にのの大好きな甘いキスを耳に落とす。
N「・・・分かりました。」
はぁ・・・俺がんばった。
超絶エロ可愛いにのを相手に、俺の理性がんばった。
こないだはいっぱい泣かせちゃったから、今日はとことん優しく甘やかせてやろう。
怖い思いなんかさせたくない。