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スイッチ

第11章 やっぱり波乱。


S「雅紀、ニノとキスしてしまったのは悪かったよ。
でも当て付けはやめろ。」


A「・・・分かった。」


N「・・・俺もごめんなさい。」



S「んで本題!!ニノ!!」


ビクリと体が跳ねる。


S「アイツとの話はついた。もう心配しなくて良い。」


・・・本当に黙らせたんだ。
どんな手使ったのかは聞かない方が良いんだろうな・・・
てか絶対聞けない。


S「ただ、今回こんな騒ぎになる前に何とか出来たはずだ。
雅紀や俺らに助けを求めていれば今日の騒ぎは無かった。
分かるよな?」


N「はい・・・・・」


S「迷惑を掛けるとか思わなくて良い。
絶対に俺らが何とかするから。」


N「うん・・・・・」


相葉さんが手を繋いでくれた。
大丈夫、もう泣かない。


N「本当に、迷惑かけてゴメン。
ありがとう・・・皆が居なかったらダメだった・・・。」


S「迷惑かけて良いんだって。
雅紀!松潤!お前らもだぞ!
何かあったらすぐ言えよ〜。」


O「え、俺は?」


S「アナタは大丈夫でしょ。」



本当に、このメンバーが大好きだ。
今朝まではこの世の終わりってくらい落ち込んでいたのに、今は幸せしか感じない。


大好きな恋人と、仲間が笑ってる。
もし誰かがピンチになったら俺も命張って助けるよ。絶対。


M「カズ!」


N「わ!!」


潤くんにアイスノンを目に当てられて驚いた。


M「今から撮影だってのに・・・この目の腫れは引かないんじゃね?」


ちょっと溶けかけてカチカチじゃないから目に当てやすい。
さっきから潤くんが何か持ってるなと思ってたけど・・・アイスノンだったのか。
冷凍庫から出してくれてたんだ。
丁寧にタオルまで巻かれてて、潤くんの細やかな気配りに感動する。


A「あ!忘れてた!にの、ハイ♡」


N「・・・ココア?」


相葉さんがホットココアを俺の手に乗せる。
もうあんまりホットじゃなくなってるけど。


A「甘いの飲んだ方が良いと思ってさっき買ったんだ、にのメッチャ顔色悪いもん。
今日ろくに食べて無いんだろ!」



・・・確かにたまに目眩がする。
食欲はあまり無いから、甘い飲み物は有難い。

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