スイッチ
第13章 もっと溢れる。
ガチャンと扉が閉まった瞬間。
N「あいばさ、」
投げ捨てるように荷物を置いた相葉さんに強く抱き締められた。
A「にの・・・・・」
チュッチュッと顔中を啄ばまれ、こそばゆい。
背中を撫でていた手がお尻に下りる。
両手でグッと掴まれたかと思うと、グニグニと揉みしだかれて驚いた。
N「ちょっと、相葉さんっ!」
A「はぁ・・・生尻よりエロい。」
N「はぁ?!」
A「ノーパンってこんな興奮するもんなんだなぁ・・・」
なんだか感心したように頷きながら、俺の尻を揉んだり手のひら全体で優しく撫でる相葉さん。
N「もうっ、触り方がエロいんだよ!」
A「だってエロい事考えながら触ってるんだもん!」
N「アホか・・・とりあえず部屋入ろ。」
荷物を持ってリビングに歩き出すと、後ろから黙ってついてくる。
・・・なんかスゴイお尻に視線を感じるんだけど。
実は尻フェチだったのか??
N「さっき車ん中でも散々撫で回して・・・バレたらどうすんのよ。」
A「だって!にのがチラチラ可愛い顔して俺を見るから・・・
触ってほしいのかなって思って。」
N「はぁ?!んな訳あるか!」
A「ハイハイ、ゴメンね?
せっかく2人きりなんだからツンツンしないの♡おいで?」
ソファにどかりと座った相葉さんが両手を広げる。
・・・ちくしょう、かっこいい。
でも、確かにツンツンしてる時間が勿体無い。
どうせすぐに相葉さんに夢中になって甘えるんだ。
相葉さんの膝に跨るようにして、向かい合わせで抱き着く。
この体勢、好きだ。
普段じゃ見れない、相葉さんが俺を見上げる体勢。イケメン度もアップ。
じっと見つめ合う甘い時間に、完全に乙女モードになった俺。
・・・俺たち、今すごく恋人っぽい。