TABOO
第1章 *初めての出逢い*
『……夜もLineしていい?……』
『レス無かったら、
都合悪いと思ってね?……』
『……うん。じゃあまた♪……』
その一言でLineは終わったかに見えた。
美沙が食事の支度をしようとした、
その時だった。
レイからまたLineが来た。そこには……
たった一言……
……美沙が好きだ♡……
と、書いてあった。
レイは何処まで私の心の中に、
入って来るのだろう……
美沙は返事を返せずに居た……
美沙の頬にまた一粒の涙が伝っていた。
美沙の平凡な毎日に暖かな風が入った、
瞬間だった……
これを浮気というのか解ら無いが……
やがてそうなるだろうと、
美沙は思っていた……
まだ22歳の青年にこんな、
恋をさせてもいいのだろうか?……
だがすでに美沙の心は決まっていた。
……美沙の気持ちはもう……
レイに向かって走り始めて居たのだ。
それはもう止められない感情だった。
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レイと出逢ってから1カ月が過ぎて居た。
その間スマホだけが二人を、
繋いでいた……
逢おうと思えば逢えたけど……
今の家庭を壊すには、
まだ早い気がした……