TABOO
第3章 *恋人達の居る時間*
『……これプレゼント♪……
ほんとは昨日、
渡したかったんだけど。』
『……コレ、俺に?……
有難う……スゲー嬉しい♪
開けていい?』
『……もちろん♪……』
『……あ、ネックレス♪……』
『……お揃いなの♪……』
『これは俺と美砂のイニシャル?』
『……そうよ♪……』
『……有難う♪……美砂……
嬉しいよ……
こんな嬉しい事ないよ♪』
『……よかった♪……』
『……掛けて?……美砂……』
美砂はレイの首に、
ネックレスを掛けた。
『……有難う美砂♪……』
そう言うとレイは美砂に軽いキスをした。
『……んッ……レイ……』
『……美砂♪……
ご飯食べ行こっか?』
『……うん♪……』
俺達はホテルの中にある喫茶店に向かった。
一番窓際の席に座る。
『……ワイン頼もうよ♪……』
『喫茶店にあるの?』
『一応ここ、
ホテルだからあるよ♪』
『……昼間からあ?笑……』
『……乾杯したいんだもん♪……』
ちょっと照れたように
言うレイ。
『……可愛い♪レイ♪……』
『……ナンダヨー♪……』
『……よしッ♪飲んじゃお♪』
『……わあい♪……』
いつもクールなイメージのレイ……
初めてこんな表情のレイを見て、
なんだか美砂は嬉しかった♪