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……そして……
同じ一人の女を愛した者同士の、
二人の男の出会い……

『……チーフ！……お客さんです！』

『……すみません！……
9時まで仕事なんです～』

と言うと私を見るなり、
キョトンとした顔をして居る。
まあ、無理ないが。

『……失礼……
君は立花零さんかね？』

『……あ、はい……
そうですけど、あの？……』

『……美砂の事を知ってるね？……』

レイはハッとした。

『私は篠原伸一。美砂の元夫です。』

……この人が美砂の旦那さん？……
え？元？どういう事だ？……

レイは深々と頭を下げると、

『……あ……始めまして……
立花零です。
美砂さんとは、その申し訳ありません……』

と言うとレイは涙を流していた。

『俺は君を責めるつもりは無いよ。
今の君の涙で、
君も真剣だと言う事が解ったよ。
美砂の事で話しがある。
君が一番知りたい事だと思うが……
仕事の後話しはできますか？……』
『……あ、はい……勿論です。』

『ここはまだ食事は出来るの？
君の働いている所を見たいんだが。』
『…あ、はい。』

席に案内されレイを改めて、
見た伸一は苦笑いした。笑
……凄い美形！……
美砂が惚れるのも無理無いなww
……驚いたな！……