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ふたつの鼓動

第2章 1ヶ月ぶりの










「今度はトマトみたいな顔になった...そんな綺麗な目でみんなよ。食われてえか?」







言葉だけは優しいのに


微笑んでいた小悪魔の顔はすぐ鋭く妖しい表情に変わった



まるで、目の前の獲物を射るような...








そのままスッと手を伸ばし わたしのトマト色に色づいた頬に触れた







「ッっ...あッ.........」



















ビクンッ
















びっくりしたとゆうよりもその色っぽい手に触れられたことに体が反応してしまった









恥ずかしくてさらに沸騰して手で顔を覆う











すると






「ッ!!!...わるっ...い......怖がらせたか!?...」





彼は途端に表情を変え 申し訳なさそう言った

















「っ......!?...え、その...」







なになに今の...?!



急に変わった彼に驚きを隠せずに顔を見上げた







彼は心配そうにわたしをみつめて顔をしかめる


するとこう言った








「......ごめんな驚かせて。俺な二重人格なんだ」









...え?




またもや驚きを隠せなかった





二重人格...?ジキルとハイドてきな?

ちょっと待って、頭が追いつかない。





「ほんとにごめん、信じてもらえないよね。驚かせてごめんね...」








そう言うと彼は立ち上がってこの場から去ろうと足を動かした








え...え?なにがなんだかわかんない...でもッ




そんな彼を見てわたしは考えるよりも行動していた








「待って!!!!!」




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