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私と私と他人

第2章 オバケ

時々、深夜に空腹で目が覚める時がある。
空腹のままでは、いつまで経っても食べる事が頭から離れないので、とりあえずラーメンとか作って食べてる事が多いのだけど、夜中にラーメン食べながら「そういえば深夜一人でいるとオバケに遭遇するんだっけ?」とか考えたりしてみるけど、残念ながら今のところオバケに出会った事が無い。
金縛りにあった事はあるはずだけど、幽霊を目撃する事は無かったから、きっとレム睡眠だったりノンレム睡眠だったり、そんな感じで私の金縛りは心霊現象には無関係だったんだろうと思いながら、ちょっと残念な気分になってくる。
霊感の強い人には「見える」らしいが、いまだに体験した事無いと思うと、霊感が無いんだろう。
見えたら怖いかな?って考えてみるけど、見た事無いものに対して、怖いかどうかがイマイチよくわからない。
深夜の暗がりで物音がすれば確かに怖い。
でも、それはオバケ関係無いんじゃないか?ってよく思う。
一人で夜道を歩いていて人影があれば、幽霊であろうが他人であろうが怖くて普通。
むしろ、相手が人間だった時の方が怖い気がするから、目の前から消えてくれるならありがたい。
基本的に「見えないから信じない」とゆうわけじゃなく、「見えないから信じてる」とゆう方が正しいかもしれない。
わからないものに興味が湧くのは好奇心。
兎に角、そうゆう類いの話は大好物で、色々と書物を読み漁るんだけど、知れば知るほど不思議なものだな、と恐怖心も薄れてくる。
見えないから追究したくなるけど、見えてる人は案外「見えてる」だけで終わってしまうから、「何故」そこにいるのか?「理由」は?とか、あれこれ聞いてみると最終的にうんざりされる。
ワンルームのアパートでオバケに出くわした例を聞いても、そこにオバケが居座る理由がわからないし、仮にいたとしても呪われる道理が無い。
赤の他人で、しかもすでに他界した人に対して害になるような生身の人間なんているんだろうか?
こちらが無害で、相手が害になる?
でも、ホラー番組とかのオバケって結構、相手に対して何かしら感情っぽいのがあって、意図的に呪ってる感じがするから、無意味で無感情な呪いって受ける側のダメージあるのかな?
やっぱり、よくわからない。
結局、また疑問ばかり頭に残しながらベッドに戻って、中途半端な睡眠で目が覚める事になりそうだな。

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