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校えっち(校閲)ガール

第1章 地味にかなりスゴイ!!!

「もちろんです。しかし……肝心の
日向さんは……」

私は好みのタイプの男性なんて
聞かれていない。

「どうです?日向さん。桐生くんは」
「……悪くないと思います」

そうでも答えないとならない雰囲気。

伊藤は景気付けか『パンッ』と手を叩いた。

「はい。決まりですね。原稿の校閲が
終了しましたら編集部の僕に報告する
流れになっていますので」

だから伊藤が私たちの担当ってわけか。

……というか

採用されたとはいえ
この仕事をするとは
まだ言っていないのに。

勝手に事が進んでいる。

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