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校えっち(校閲)ガール

第17章 伊波杏奈の事情②

脚を開いて座る真司に収まるように
私が寄り掛かるように座る。

互いの裸体が見えないようシーツが掛けられ
撮影が始まった。

「二人は恋人っていうテイでよろしくー」

真司が背後からやんわりと
私の身体を抱き締める。

「杏奈ちゃーん。真司くんの方を向いてー」

笹川の指示通り真司の方を向くと……

……キスされた。

「いいねー。いいよー、いいよー」

あまりにも突然すぎて身体が硬直した。

私……何やってるの?

スタジオ中にシャッター音と
笹川の威勢のいい声が響き渡る。

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