テキストサイズ

校えっち(校閲)ガール

第2章 桐生悠人の事情①

「こちらが原稿になります。日向さん次第
ですが明日からよろしくお願いします」

俺と日向未央を部屋に残し
伊藤は帰っていった。

1LDKの部屋には家具や
生活必需品の全てが揃っていた。

日向未央は落ち着かない様子で
リビング中をウロウロしている。

「とりあえず座ろうか」
「……はい」

俺が座るソファーに人一人分の距離をとって
日向未央は腰を降ろした。

警戒心を解くことが先決か。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ