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校えっち(校閲)ガール

第2章 桐生悠人の事情①

俺は伊藤から預かった原稿に目を通す。

官能小説とはいえ馬鹿に出来なかった。

男女の戯れを忠実に再現してあり
ストーリー性もある。

「日向さんは映画と観覧車どっちが好き?」

この原稿に映画館や観覧車の
シチュエーションがあった。

「……映画です」
「俺もかな。高所恐怖症だから」
「あ……私もです」

日向未央はクスッと笑った。

やっぱり可愛い。

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