兄達に抱かれる夜
第10章 可愛がって貰えたみたいだね
それでも、あたしは……。
翔太が好きなの。
あたしの事なんか、見てくれてなくても。
翔太が何を考えてるのか、分からなくても。
「恵麻の気持ちなんか、最初から知っている、それでも俺は君が欲しいんだよ?」
和兄様の唇が、舌が、あたしの耳元から、なぞるように、首筋を伝う。
つつっと甘く舌を這わされて、快感でピクリと感じてしまう。
「……やっ……和兄様……っ……んんっ……!」
ネグリジェの上からロングコートを、羽織るだけの、はしたない格好。
コートを開かれて、胸元に顔を埋める和兄様、コートのお陰で、その姿は見えないけど。
震えながら、よろめいて、後ろの壁に背中が当たる。
すぐ傍にある、大きな観葉植物の葉が揺れる。
「やめて……っ……兄様……はっ……ああんっ……っ」
何もつけてない、あたしの胸が顕になり、ネグリジェが乱されて、先端の突起を摘ままれて、軽く捏ねられて、クリクリとした刺激に切ない声が漏れてしまう。
「その反応……いいね、ゾクゾクするよ、誰のせいで、そんなに敏感なのか、分かっていても、欲しくて堪らない」
ハァ……、和兄様の熱い吐息があたしの胸元にかかり、その舌が先端の突起に触れて絡められる。
「んあっ……やっ……ああんっ……っ」
ちゅっ、ちゅう、
和兄様の舌があたしの乳首に触れて、絡められ、時折軽く吸われて、敏感に反応してむくむくになる乳首が快感で震える。
電流のような快感が伝い、あたしのあそこが熱く疼く。
だめ、いや、弱々しく呟くのに、快感で震えて抗えない、動けずに、和兄様の頭に手を添えて震えているだけで、どんどんあそこが熱くなるのを、止められない。
そのあたしのあそこに、和兄様の指が入っていく。
下着も何もつけてない、あたしのあそこに、あっさりと入っていく、和兄様の指。
「有馬家の嫁に相応しい格好だね……ここもすでに……どろどろだ、もっとエロい体になって、俺達に抱かれ続ければいい」
にゅちゅっ、にゅっぷ、にゅっぷ、
あたしのあそこに、和兄様の指が入って、奥まで届いて、掻き回されて、激しく出し入れされている。