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兄達に抱かれる夜

第5章 毎日日替りであの子達と過ごして貰いますよ?





「体力つける為に食事はちゃんと取るんですよ。そんな気分にはなれなくても、明日から、はじめるんですからね」




「はい、お母様」




あなたは大事な花嫁ですから。




ずっと聞かされていた言葉。




兄様達は優しい。




きっと大事にしてくれる。




だけど、気持ちがついていかない。




あんな夜を過ごしてしまったら、なおさらだ。




恐い。




兄様達が恐い。




だけど、そんな兄様達に、惹かれてもいる。




それが、正直な気持ちだった。

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