
兄達に抱かれる夜
第5章 毎日日替りであの子達と過ごして貰いますよ?
くらいは、俺が食べさせてあげないと、不公平でしょ?」
和食の蓋を開けながら、楽しそうに話をして、テーブルのイスを二つ引き寄せている。
「食事くらい、自分で食べるからっ」
イスの距離が近すぎて、イスを引き寄せる為に、立ち上がってイスを掴むのに。
「ああ、この距離がお気に召さないかな?そうだね、俺達の距離はもっと近いからね?」
クスリ、甘い笑顔に嫌な予感がして、あたしが掴んだイスが遠くに跳ねのけられて、腕と腰を捕まれて引き寄せられた。
悲鳴を上げるあたしの体は、和兄様の膝の上に乗せられて、目が点になってしまった。
「こんなんじゃ、食べれないよっ」
文句を言う、あたしの体を後ろからギュッと抱きしめられて、耳元に唇が寄せられた。
「ちゃんと食べないと、キスしてもっと恥ずかしい事までしちゃうからね?」
「いい加減にしてっ……ンッ……っ」
和兄様の舌があたしの首筋につっと這わされた。
ゾクリとした快感に、左胸を掴まれた。
「……可愛い声。
はい、恵麻、いただきます、して?」
薄いピンクのネグリジェ、ノーブラで布団に入ってたから、和兄様に簡単に胸の突起を探り当てられて、服の上から、甘く弾かれてしまう。
「いただきます、するから、やめて……んあっ……っ」
「そんな顔されると、俺がいただきます、したくなるよ?」
右の胸も後ろから体を支えながら、甘く指で弾かれて、快感で震えてしまう。
「食べるから……触らないで……やあっ……」
いつの間にか両方の胸を刺激されて、和兄様の舌があたしの首筋から、耳元にまで這わされた。
「やっぱり先に俺が食べさせて貰おうかな?」
ちゅう、ちゅぱっ、耳元に和兄様の舌が入ってきて、快感で勝手に体が震えた。
「嫌っ……やめて……っ、和兄様……っ」
頭を振って和兄様の舌から、逃れて、どうして、また、こんな事にっ?目が熱くなって、涙が溜まった。
その直後だった。
バンッ!!
いきなり、あたしの部屋のドアが開いて、翔太兄様が鋭い目をして入って来た。
「…………離れろよ!」
つかつかと和兄様に近付いて、あたしの体はふわりと抱えられて、ベッドへ
