兄達に抱かれる夜
第8章 君は誰かな?
「ねぇ、知ってた?
俺は昔から、ずっと君を捜して、追いかけてばかりなんだよ?」
至近距離で甘く囁かれて、ゆっくり唇が重なる。
熱い舌が深くあたしの口の中に侵入して、優しく舌が絡められて、唇の裏側まで舐められて、ぞくりとした。
「……ンふ……はっ……んんっ……」
キスをしながら、制服の胸元を上から開けられて、和兄様の手が谷間から侵入して、胸の尖端を優しく刺激される。
「んあっ……だめっ……兄様……っ」
甘い喘ぎ声を漏らして、切なく和兄様を見つめた。
「ダメな顔に見えない……ヤバイ……」
後ろの車がクラクションを押して、走り出す和兄様。
慌てて席に戻ってハンドルを握るけど、なんとなく、下半身を押さえている。
和兄様の車は大きなグランドホテルに着いた。
車と鍵を慣れた感じで預けて、フロントに行く。
制服のままで大丈夫かな。
落ち着かなくてそわそわするあたしの腕を、優しく掴まれた。
エレベーターに二人で乗り込んで、外の景色を見ていたら、和兄様があたしの頬に手を乗せて、また、唇が重なる。
すぐに唇が離れて、エレベーターが開いて、部屋へと案内される。
広い部屋を見回す事もなく、また、唇が重なる。
熱い吐息が重なり、舌を絡められて、制服を脱がされた。
何度も深いキスをしながら、お互いの服を脱いでいき、広いベッドの上に絡まり合いながら、沈んでいく。
「和兄様……」
「その顔……この香り……堪らないな……すぐにでも、恵麻の中に入りたくて堪らない……」
あたしの体の上で、和兄様が甘く囁く。
和兄様の手があたしのあそこの中に、ぐっと入って、いきなり奥のほうを掻き回された。
慣らすように、何度も出し入れされて、指が増えて、悲鳴のような、喘ぎ声を上げ続ける。
和兄様の甘い瞳が煌めいて、また、唇が重なり、深く舌が絡められて、それと同時に、あそこの中に入る指が激しく掻き回された。
「やあっ……だめっ……そんなにしたらっ……」