兄達に抱かれる夜
第8章 君は誰かな?
そのまま抱きしめ合った。
体中に甘くキスをされて、何度も唇にもキスをされる。
優しいキスが柔らかく降り注いで、幸せな気分になった。
和兄様は優しい。
……………あの人とは違う。
紳士に女性をエスコートする、スタイルは崩さない。
ベッドの上で優しくキスをされて、暫く抱き合って。
お風呂を沸かしてくれて、大きなバスタブに甘い薔薇の泡のお風呂。
小さな薔薇が浮かんでいた。
「ゆっくりしておいで、たまたまあったから、使ってみた、恵麻が喜ぶかと思ってね」
裸の和兄様がバスルームまで来て、湯舟に浮かぶ薔薇を掬って口元に運ぶ。
その姿が妙にやらしくて、ドキドキして、だって、裸なのに、少し屈んでいるもんだから、色々みえちゃう。
和兄様の肉棒から、目が離せない、なんだか赤い感じで、グロテスクで、少し高い位置にあるような気がして。
やっぱり、流石はモデル、ジムに行って鍛えてたのは知ってるけど、程良い筋肉、綺麗な胸板。
さっきまで一緒に抱き合って、あの肉棒があたしのあそこの中に入ったなんて、信じられない。
バスルームでバスタオル1枚で、体を隠して和兄様に見惚れてしまう。
あたしのあそこから、つっと流れる、和兄様の精液、太股までつっと伝う。
それを見て、目を細める和兄様。
「おいで……」
誘うように揺れる眼差し、ふらりと和兄様の傍にいき、そっとバスタオルが払われた。
シャワーを出して、お湯の温度を確認する和兄様、膝まずいたまま、あたしの肩を抱きしめて、ゆっくり足元から、お湯をかけられる。
暖かい温度にじわりと少し冷えた体が温もって、心地良さで、目がとろりとしてしまう。
足元からシャワーをかける和兄様の右手が、すっとなぞるように、太股に伝う体液を掬った。
「はぁんっ……あっ……」
太股周辺を擦るように、触れられて、気持ち良くて、甘い声を上げて、その指があたしのあそこの中にするりと入った。
ぬっぷ、ぐじゅっ、ぐじゅっ、
1本、2本と指が増えて、あたしのあそこの奥を掻き回されて、そんなにされたら……。