兄達に抱かれる夜
第8章 君は誰かな?
「ああっ、あんっ、だめっ……そんなに……しないでっ……」
明るいバスルーム、和兄様の指があたしのあそこを、出たり入ったりしているのが、分かる。
刺激されて、指がぐるりとあそこの中を掻き回され、和兄様の指から伝う体液がやらしくて、目を反らしたくなる。
シャワーを近付けて、体液が洗い流された。
「ひゃあっ……兄様っ……流してしまって……いいのっ……?」
あたしのあそこの中を掻き出すようにして、シャワーを近付けて、洗い流される。
暖かいお湯が腟の中に入って、一緒に掻き出されて、快感でうっとりしてしまう。
「1度出してしまえば、充分だよ、また、3日後に一緒に過ごせるんだからね」
その言葉を聞いて、あたしの目頭が急に熱くなった。
『何度でも出せる………っ』
あの人はそう言っていた、何度も何度もあたしの中に放たれた、翔太兄様の欲望。
シャワーを浴びる事もさせてくれなくて、疲れて眠るまでずっと…………。
次から次へと涙を溢す、あたしの顔を見て、息を飲む和兄様。
「家のモノが恵麻に何を言ったのか、大体想像つくけど、中で出してしまえば、後は流しても大丈夫なんだよ、恵麻、辛い思いをさせたんだね」
シャワーを止めて、抱きあげられて、優しくバスタブに一緒に入った。
薔薇の優しい香りに包まれて、涙を流し続けるあたしを、和兄様は優しく、ずっと、抱きしめてくれた。
「今日はもう、何もしないよ」
少し寂しそうな表情、ぎゅっと抱きしめられて、優しく何度もキスをしてくれた。
和兄様の優しさが、何故だかとても悲しかった………。