兄達に抱かれる夜
第9章 こんなこと、もうやめて。
暖かい陽の光が入る、明るいあたしの部屋。
窓の外の木が風にそよぐ音が聞こえる。
今日は土曜日、休日だ。
鍵のかかっている、あたしの部屋の外から、使用人の声が聞こえた。
何度かあたしを呼ぶ声に、反応できない。
くぐもった喘ぎ声を押さえて堪えている。
「この部屋に誰も近付けるな……っ」
荒い息をつきながら、翔太兄様が叫ぶ。
ドアの外で使用人が息を飲む気配がして、慌てて立ち去る気配がした。
「助けを呼ばねぇの?」
翔太兄様があたしの耳元で囁く。
どうしてそんな事を言うの?
逃げさせてもくれない癖に。
翔太兄様は酷い、酷くて……甘い、どうしようもなく、惹かれてしまって、いつも魅了されたように、動けない。
それが分かっている癖に、そんな事を言うんだ。
あたしの体は相変わらず、壁に縫い止められたまま、翔太兄様が抱きつくように、自分の体であたしの体を押さえつけている。
翔太兄様の指があたしのあそこの中に、深く入って、奥を激しく突きながら、何本かの指で掻き乱されている。
ぐりゅっ、ぐりゅっ、ぐりゅっ、
「あっ、ああっ〜〜〜〜〜!」
体が熱い、あたしのあそこの奥を激しく、揺さぶられるように、抉るように深く指で弄られて、熱いなにかが弾き出されそうな快楽に悲鳴を上げた。
なにこれ、あたしのあそこの中、どうなってるのっ?
気持ち良くて堪らない。
熱いものがあそこに溜まって、何かがきそうな予感に悲鳴を上げた。
「ダメっ……だめぇっ〜〜〜〜!」
あたしのあそこの中で、何かが弾けた。
ぷしゅっ、溢れた何かが、ぽたぽたと絶え間なく、あそこから流れていく。
「あっ……ああっ………いやあっ……」
泣きながら首を振って、ぎゅっと抱きしめられた。
「すっげぇ潮……もっとだすか……?」
耳元で囁く翔太兄様が、あたしのあそこをまた、激しく突きながら、掻き回す。
「やっああっ〜〜〜!」
ぽたぽたぽた……、また、あそこの中から、溢れて零れてしまう、熱い、何か……。
それがとても恥ずかしいモノに思えて、泣きながら、翔太兄様の肩の上で首を振る。