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快楽天国

第1章 コスプレ撮影会


「えーっと、このビルでいいかな?」

次の日の午後13時
私は後藤君に指定されたビルの前に来ていた。
少し古びたビルで人通りも少ないけど、指定されたビルの名前と一致しているのでここであっているようだ。

ビルの入口にエレベーターがあったので乗り込み、6階のボタンを押した。





「こ、こんにちは〜」

エレベーターを降りると何やら機材が並んでいて奥へと進むと何人か、男性達が話していた
恐る恐る声をかけると全員がばっと振り返る。
その中には後藤君もいた。

「あぁっ!吉岡さんっ、来てくれたんだね!ありがとう!」


パッと顔を明るくさせ後藤君が駆け寄ってくる。
そして一緒にいた男の人達も一緒にやって来た


「み、皆!この方が今日のモデルさんの吉岡麻友さんです、!」

「ほぅ、君が吉岡さんね、いいじゃないか..よろしくね...」

「正に今日の撮影のイメージ通りだよ...」


いつもよりもテンションが高い後藤君に紹介されると皆も挨拶をしてくれた。
名前も名乗ってくれたが正直覚えられそうにない。
何せ皆、何というかオタクっぽいというか、タイプが似ていて違いがわからないからだ。


「あはは..撮影とか初めてなのでお手柔らかにお願いします〜..」

出来るだけ印象の良い笑顔で挨拶をすると
早速だけど、と言って後藤君が衣装を渡してきた


「時間も限りがあるから、どんどん撮っていかないと..まずはこの衣装を着てね..あと2着あるから..」

「わ、わかった」


少し狭目のこの空間に更衣室などは無くカーテンで区切られた空間に案内された。
ここで着替えろと言うことだろう。
渡された衣装は巫女服だった。

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