
快楽天国
第1章 コスプレ撮影会
「み、巫女服...着たことないよ..こんな感じでいいのかな..」
渡された服の中には御丁寧に下着まで入っていた
きっと巫女服の生地が薄いから専用の下着があるのだろう。
下着は気持ち悪いほどにサイズはベストフィットしていた。
カーテンを開け後藤君に恐る恐る声を掛ける
「あの~着替えたけど...」
「!吉岡さん、いいよ、凄くいい!」
私の姿を見た後藤君は声を上げて絶賛してくれた。
その声でぞくぞくと集まってくる周りの人達。
「ほうほう、このスタイル、そっくりですな...後藤さん、いいモデルさんを見つけましたね..」
「リリカちゃんにそっくりです!」
「り、リリカちゃんって...?」
背の低いポッチャリした男性が興奮気味に言った。
このコスプレにはモデルがあるのだろうか..
「あぁっ、吉岡さんには言ってなかったね!き、今日、吉岡さんにお願いするコスプレは魔法少女のゲームに出てくるキャラクターのコスプレなんだ!」
「へ、へぇ〜、リリカっていうキャラなんだね」
「そう!リリカちゃんは昼間は学生をやりつつ神社で巫女さんのバイトをしていて、そして悪い敵を倒す魔法少女にもなるんだ!これがリリカちゃんだよ!」
素早く携帯を取り出し画面を私に見せてくれた。
画面いっぱいに広がる巫女服を着たロリ顔の女の子。幼い印象の女の子だけどおっぱいは大きくて少しムチっとしてる。
...このキャラにそっくりってこと?
「麻友さんは、顔も童顔だけどその体つきはリリカちゃんにふさわしいですよっ...」
ゾワッ
つい体を手で隠してしまう。
私の気持ちを察したのか慌てて後藤君がフォローしてくれる
「だ、だ、大丈夫!撮影中は触ったりしないから...!お金だって、ほら、準備してるし!」
鞄からゴソゴソと厚めの封筒を取り出し私に見せてくれた。
きっと中にはお金が入っているのだろう。
そうだ、お金のためだ
多少恥ずかしくて嫌な思いしてもそれ以上の収入が入ってくるんだから我慢我慢。
「じ、じゃあ早速撮影しようか...」
