愛してるのに,愛せない(続)
第3章 アシタノヒカリ
((千晃side))
カーテンから差し込む日差しで目が覚めた
すでにだっちゃんは起きていたようで,部屋にその姿は無かった
昨日の夜は電気をつけていなかったからよく見えなかった寝室が,朝になってようやくよく見えた
白に統一されたシンプルな空間に,写真盾が置かれている
その写真を見てとても驚いた
その写真には''おおみや幼稚園''と書いてある門と,小さい男の子と女の子が笑顔で映っていた
私の通っていた幼稚園も''おおみや幼稚園''という名前だった
着ている制服も全くと言っていいほど同じだった
かわいらしい遊具と建物にも見覚えがある
最初は偶然名前が同じだけだろうと思っていたが,見れば見るほど自分の通っていた幼稚園と似ていて怖くなった
((そんな,運命じゃあるまいし,ないよね))
半信半疑で下に降りると,色とりどりの洋食が並んでいた
まだ人と話すのは怖いかな…と思っていたけれど,だっちゃんとは自然に話すことができた
学校も正直休みたかったけれど,昨日自分を助けてくれたみんなにはやくお礼がしたかった
ごはんを食べ終えて制服に着替えようとした時
自分の制服が綺麗に整っていることに気がついた
千「だっちゃん…これ…」
日「あ,制服にアイロンかけておいたの。勝手にやっちゃっててごめんね」
千「ううん,ありがとう!嬉しい…」
日「ならよかった(笑)」
自分と同じように1人で生活しているはずなのに,どこまでもしっかりしているだっちゃんにもはや尊敬の意しかなかった
カーテンから差し込む日差しで目が覚めた
すでにだっちゃんは起きていたようで,部屋にその姿は無かった
昨日の夜は電気をつけていなかったからよく見えなかった寝室が,朝になってようやくよく見えた
白に統一されたシンプルな空間に,写真盾が置かれている
その写真を見てとても驚いた
その写真には''おおみや幼稚園''と書いてある門と,小さい男の子と女の子が笑顔で映っていた
私の通っていた幼稚園も''おおみや幼稚園''という名前だった
着ている制服も全くと言っていいほど同じだった
かわいらしい遊具と建物にも見覚えがある
最初は偶然名前が同じだけだろうと思っていたが,見れば見るほど自分の通っていた幼稚園と似ていて怖くなった
((そんな,運命じゃあるまいし,ないよね))
半信半疑で下に降りると,色とりどりの洋食が並んでいた
まだ人と話すのは怖いかな…と思っていたけれど,だっちゃんとは自然に話すことができた
学校も正直休みたかったけれど,昨日自分を助けてくれたみんなにはやくお礼がしたかった
ごはんを食べ終えて制服に着替えようとした時
自分の制服が綺麗に整っていることに気がついた
千「だっちゃん…これ…」
日「あ,制服にアイロンかけておいたの。勝手にやっちゃっててごめんね」
千「ううん,ありがとう!嬉しい…」
日「ならよかった(笑)」
自分と同じように1人で生活しているはずなのに,どこまでもしっかりしているだっちゃんにもはや尊敬の意しかなかった