愛してるのに,愛せない(続)
第3章 アシタノヒカリ
((秀太side))
屋上で千晃を待ち伏せしていた遥先輩
言うこと一つ一つに性格の悪さを感じた
なんとしてでも千晃と話したがる遥先輩
自分のしたことをわかっていないようで
今すぐにでも殴りたいほど腹が立った
そのとき,それまで黙っていた日高が口を開いた
日「あの…遥先輩が欲しいのは千晃じゃないですよね」
俺には全く理解できない言葉だった
それはほかのみんなも同じだったらしく
リーダーでさえも驚いた顔をしていた
遥「え?日高くん,話聞いてた?私は千晃と…」
日「だから,あなたが本当に話したいのは千晃じゃないですよね」
遥「…なんでそう思うの?」
日「見てればわかります。千晃と話したくて来た目じゃない」
遥「あのさ,あんたの勝手な印象で勘違いしないでくれる?」
日「米田先輩と相澤先輩が千晃をレイプするように吹き込んだの,遥先輩ですよね」
遥「その話は昨日,先生も挟んで全部言ったんだよ。みんなから聞いてないの?」
日「遥先輩は2人に利用されたんじゃない。お互いに利用した。そうですよね?」
遥「…いい加減にしてくれない?さっきから…」
日「もう嘘つかなくても大丈夫ですよ,全部知ってるんで」
遥「もういい,また後でくる」
日「遥先輩,千晃と実彩子のこと妬んでましたよね」
遥「…だからなに」
予想外の言葉に誰もが言葉を発せないでいる中,
唯一日高だけは冷静に話し続けていた
日「遥先輩,俺らに近づきたかったんですよね」
遥「…」
日「俺らが好きだったんですよね」
遥「…」
日「俺らのうちの誰でもいいから付き合いたかったんですよね」
遥先輩が突然,黙り込む中で日高は繰り返し言葉を発し続ける
日高のその姿は,優しくも鬼のようにも見えた
屋上で千晃を待ち伏せしていた遥先輩
言うこと一つ一つに性格の悪さを感じた
なんとしてでも千晃と話したがる遥先輩
自分のしたことをわかっていないようで
今すぐにでも殴りたいほど腹が立った
そのとき,それまで黙っていた日高が口を開いた
日「あの…遥先輩が欲しいのは千晃じゃないですよね」
俺には全く理解できない言葉だった
それはほかのみんなも同じだったらしく
リーダーでさえも驚いた顔をしていた
遥「え?日高くん,話聞いてた?私は千晃と…」
日「だから,あなたが本当に話したいのは千晃じゃないですよね」
遥「…なんでそう思うの?」
日「見てればわかります。千晃と話したくて来た目じゃない」
遥「あのさ,あんたの勝手な印象で勘違いしないでくれる?」
日「米田先輩と相澤先輩が千晃をレイプするように吹き込んだの,遥先輩ですよね」
遥「その話は昨日,先生も挟んで全部言ったんだよ。みんなから聞いてないの?」
日「遥先輩は2人に利用されたんじゃない。お互いに利用した。そうですよね?」
遥「…いい加減にしてくれない?さっきから…」
日「もう嘘つかなくても大丈夫ですよ,全部知ってるんで」
遥「もういい,また後でくる」
日「遥先輩,千晃と実彩子のこと妬んでましたよね」
遥「…だからなに」
予想外の言葉に誰もが言葉を発せないでいる中,
唯一日高だけは冷静に話し続けていた
日「遥先輩,俺らに近づきたかったんですよね」
遥「…」
日「俺らが好きだったんですよね」
遥「…」
日「俺らのうちの誰でもいいから付き合いたかったんですよね」
遥先輩が突然,黙り込む中で日高は繰り返し言葉を発し続ける
日高のその姿は,優しくも鬼のようにも見えた