テキストサイズ

愛してるのに,愛せない(続)

第3章 アシタノヒカリ

((日高side))





日「千晃はどこまでも優しいから,素直に自分の言うことを聞いてくれると思ったんですよね?」


遥「…」


日「俺らが欲しいなら,俺らのことを自力で振り向かせてください。」


遥「…」


日「今ここで千晃にあやまって,もう二度と関わらないって約束するなら,俺はあなたを許します」


遥「…」




優しい声に,たくさんの怒りと憎しみを込めて全てを言い放った





千「もう…いいよ…」


日「……え?」


千「遥先輩,私はもうみんなと関わるの辞めますね。」


秀「は?お前何言って…」


千「遥先輩がそれで気が済むなら」


遥「……っ……」


宇「まって千晃,本気で言ってんの!?」


千「そのかわりに,絶対にみんなを傷つけないって約束してください。1人でも傷つけたら許しませんから。」




そう言うと千晃は走り去って行った




西「まって千晃……!!」


浦「西島!今はそっとしておくべきだ」


西「でも……」




遥「あらあら仲間割れですか?」





遥の顔にはまた笑顔が戻っていた





秀「お前ほんっと性格ブスだな」


遥「あらそう?」


宇「…そんな人だと思わなかった」


與「ほんまにいい加減にしろや」


浦「遥先輩。もう俺らの前には現れないでください。」








遥先輩はにっこり笑いながら屋上を去っていった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ