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大型犬との夏波乱

第2章 ~射手座島旅行~

「あ、僕は青島夏海(あおしまなつうみ)
よろしく」

夏海さんが自己紹介してくれたので、僕と大喜君も自己紹介する事にした。

「僕は、小泉小太郎って言います
よろしくお願いします」

「俺は、犬尾大喜(いぬおだいき)って言います
よろしくっす」

「よろしくね」

夏海さん、身長は僕と同じくらいで優しそうな感じがする。

「夏海さん、連れの人は?」

昨日の船で、一緒にいた男性の姿がなかった。

「朝飯食べてたあと、学生時代の友人達と偶然再会したみたいで、話してる間だけ1人で島内を散歩してたんだよ」

「そうだったんですね~」

大喜君と親友だった青年みたいに、旅行先で偶然の再会とか実際あるんだね。

「それじゃあ、そろそろ旅館に戻るから」

「さよならです」

「さよならっす」

僕達は、夏海さんと別れてから島内の探検を続けた。

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