テキストサイズ

大型犬との夏波乱

第4章 ~文彦の魔の手~

「いえ、結構です
他へ行きますので」

「店も混んでて、他の客の注文もあって時間がかかるでしょうし」

そう言って、2人は席を立つ。

「せっかく、楽しみに来たのにこのスタッフのせいで台無しです」

「すみませんが、また別の日に来ます」

店のドアへ向かう文彦と、連れの男性。

「本当に、申し訳ございませんでした!」

2人の背中に向かって、朝陽は頭を下げて謝って頭を下げた。

「朝陽は、床に落とした皿の破片と料理の掃除を!
大喜は、引き続いてお客様のオーダー取りと、料理を運んで!」

「「はい!」」

それから、勤務時間の間。

客の前では、明るい朝陽だったが無理してるのがわかった。

てか、文彦の奴。

二度と目の前には、現れるなって言ったのにッ…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ