無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

大喜君は、緋露君の車で途中まで送ってもらってるみたいだ。

『あと、それから…。』

大喜君から、昼過ぎに梅田喫茶店で起きた事を聞かされた。

「そうか…。」

文彦の奴、きっと大喜君に対する嫌がらせだろうな…。

自分が働いてるせいでって、大喜君が自分を責めるのを見越して…。

『緋露さんにも話したら、文彦達の事で怒ってて…。』

そりゃあ、朝陽君に嫌な思いをさせたアイツを、緋露君は許せないだろう。

「まあ、とにかく今から迎えに行くから
途中下りたら、メールしてね」

『わかりました』

大喜君との通話を終える。

◇道中◇

－大喜視点－

「緋露さん、途中まで送って頂いてありがとうございました」

車から下りて、緋露さんにお礼を言う。

「朝陽が日頃、世話になってるのと仲良くしてもらってるお礼だよ」

「大喜さん、文彦って人の事で責任感じる必要ないですからね」