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大型犬との夏波乱

第4章 ~文彦の魔の手~

◇梅田喫茶店・店内◇

-大喜視点-

「申し訳ございません!」

「客に、ハエの死骸が入った料理出すって酷い店ですね」

翌日の昼過ぎ、店長が休みの日。

文彦と連れの男性が今日も来た。

連れの男性は、きっと今彼だな。

他のスタッフが、2人の注文した料理を持って行って少し経った頃。

文彦が、他のスタッフを呼んで自分が注文した料理の中に、ハエの死骸が3匹入ってたってクレームを言い始めた。

俺と朝陽が確認すると、確かにハエの死骸が入ってるのがわかった。

「申し訳ございません
すぐに、お取替えしますので!」

朝陽が、文彦が注文した料理が盛った皿を回収して、厨房へ持って行く。

他のスタッフも、一緒に厨房へ向かう。

俺は、他の客の接客へ向かった。

その際、文彦は俺の顔を見てニヤついていた。

「ッ…。」

ハエの死骸も、文彦の仕業か…!」

でも、証拠がない…。

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