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大型犬との夏波乱

第5章 ~訪れる平和~

さらに少しして、文彦と今彼が店に入って来た。

「いらっしゃいませ!
2名様、こちらのテーブルへどうぞ!」

朝陽は、緋露さんが座ってるテーブル席の通路を挟んだ、隣のテーブル席に誘導する。

その際、テーブルの上に置いてあった予約席の立札を、持ってカウンターのとこへ置く。

文彦と今彼が、テーブル席へ座るのを確認すると朝陽は、2人に気付かれないように緋露さんに合図した。

文彦と今彼が座ったテーブル席の上に、予約席の立札を置いたのは2人をこの席に座らすため。

それと、緋露さんが座ってるテーブル席にも緋露さんが来るまで、予約席の立札を置いていた。

もちろん、そのテーブル席に緋露さんに座ってもらうために。

「お待たせしました
ご注文の、カレーライスとコーヒー
カツ丼大盛りとコーヒーです」

10数分が経ち、別のスタッフが文彦達のところへ、出来上がった料理を持って行った。

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