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大型犬との夏波乱

第5章 ~訪れる平和~

「あと、サラダとトースト追加お願い」

「かしこまりました」

別のスタッフは、厨房へ向かう。

「……。」

今のところ、まだ何もしてこないな。

仕掛けてくるとしたら、注文した料理を食べてる最中か追加の料理を持って来た時か。

俺は、他の客のオーダーを取りながら、文彦達の様子を窺っている。

すると、朝陽が文彦が追加した料理を運ぶ。

「うわっ」

「ッ!」

床につまずいた朝陽は、運んでいた料理を落とす。

「おい、何やってんだよ!」

朝陽に怒鳴る文彦。

「申し訳ございません!」

文彦に謝りながら、朝陽は落とした料理と皿を拾う。

「アンタ、こないだも俺達が注文した料理を、今みたいにつまずいて落としたよな?」

「本当に、申し訳ございません!
すぐに、ご用意して持って来ますので!」

この騒ぎに、俺と店長が朝陽達の近くに行く。

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