テキストサイズ

大型犬との夏波乱

第5章 ~訪れる平和~

「それにさあ、カレーライスにハエの死骸が入ってたんだけど」

「それは、申し訳ございませんでした」

店長が、文彦に頭を下げる。

「この、カレーライスも取り替えてほしいんですけど」

文彦は、店長にカレーライスを取り替えるように要求した。

どうせ、また自分で入れたクセにッ!

「かしこまりました」

顔を上げる店長。

「ただし、ハエの死骸が入ってたのと
このスタッフ自身が、足をつまずいて料理を落としたならですけど」

「はあ?
何言ってるんすか?」

「そのスタッフが、つまずいて追加した料理を落としたんですよ
それに、コイツが注文したカレーライスの中に、ハエの死骸が入ってたのもそちらのミスですよね?」

文彦と今彼が、店長に対して不満そうに言う。

気が付くと、小太郎さんも俺達の近くに来ていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ