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文彦と今彼に、ペン型カメラをチラつかせる湖南さん。

「えっ、ちょっと…。」

「どういう事だよ…！」

「それは、僕から説明するよ」

僕は、前に出て２人に説明を始めた。

今回の作戦は元々、大喜君と朝陽君と店長さんの３人で考えたって事。

その作戦とは、２人にバレないように隠しカメラを仕掛けて証拠を抑えて出禁にする事。

そのためには先ず、２人が座るテーブル席と通路を挟んだ隣のテーブル席を確保するため、予約席の立札を２つのテーブル席にそれぞれ置いた事。

「問題は、あんたらにバレずにどうやって隠しカメラを仕掛けるかだ」

「それに、隠しカメラを仕掛けるって言っても、バレずに仕掛けれる場所と位置がなかった」

店長さんと大喜君が、文彦と今彼に言った。

「それを含めて、朝陽君から作戦を聞かされた僕は、１人の知り合いの事を思い出した」

それは、郁君だ。