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大型犬との夏波乱

第5章 ~訪れる平和~

以前、郁君に警察の知り合いが何人かいる事を、本人から聞いた事があった。

「僕の知り合いの、郁さんって人に電話で事情を全て話して相談したんだよ」

「で、郁君から事情を聞いた俺は協力する事にしたんだ」

「湖南さん、ココからは任せます」

「わかった」

湖南さんが説明を引き継ぐ。

「俺は昨日
郁君って子と一緒にココに来て、小太郎君達を紹介されて頼まれた物を店長と朝陽君に頼まれてた物を渡した」

再び、ペン型カメラをチラつかせる湖南さん。

「店長には、テーブルに置いてあるペン入れに置いてもらい、朝陽君には緋露君へ渡してもらった」

湖南さんは、朝陽君と緋露君の方を見て笑みを浮かべ、視線を文彦と今彼に戻す。

「当日、朝陽君にはきみ達が店に来てこの席へ案内した際、予約席の立札を取ると同時にペン型カメラの起動を頼んだ
緋露君にも、胸ポケットに入れたペン型カメラを起動してもらった」

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